無職de父さん

妻の妊娠中に職を失った男のブログです

ニューマリWiiは二度目の新婚旅行だった。

昨年、仕事を辞めた。

といっても突然オフィスから逃げ出したわけだから職場との間には混乱だらけで、その後退職するまでの職場との折衝は妻がすべてやってくれた。

 

私の現状を説明しに職場に行ったり、職場で退職勧奨を受けて泣いて帰ってきたり

私の荷物を取りに行ってダンボールに詰めたり…

当時妻は妊娠してお腹も大きくなっている時期でとてつもなく大変だったと思う。

 

私は自分を情けなく思いつつも何もできずにいた。

医師からも「自分から何もしてはいけません」と言われていたとはいえ、

情けなかった。

いや、当時はたいした心の動きもなかったかもしれない。

そのくらい参っていた。

 

そんな私たちが、そのころ異様な熱量で遊び始めたのが「NewスーパーマリオブラザーズWii」だった。

実家で眠っていた時代遅れのWiiとともに私が新居に運び込んでいたソフトをなぜか二人でやり始めた。

 

ニューマリはとにかく「協力同時プレイ」が熱く、そこに二人ともハマった。

初心者一人ではクリアが難しいステージも二人だと何とかクリアできる絶妙な難易度だったため、

二人で一日一面を目標に毎日のように遊んだ。

 

「とりあえず自分が生き残ることだけ考えて!」

とプレイ中にお互いよく言い合っていた。

 

単にステージクリアしたいために言い始めた言葉だったが

(一人が死んでも一人が生き残ってしばらくすれば風船を使って「復活」できるシステムだった)、

何だかお互いがお互いに、また自分の実生活に言い聞かせていたような気がする。

 

他にも、

「闇雲にクッパにチャレンジせず一旦プロペラなどのアイテムを揃えるために簡単な面に行く」

「一方がクッパの攻撃を引き付けている間に他方がコインやアイテムを取る」

など、二人が「夫婦」としてチームワークを高める教訓をいくつも授けられた気がする。

 

軽く喧嘩した後は、どちらからともなくWiiのコントローラーを2本持ってリビングに集まったし、ラスボスのクッパを倒した後は二人で1つの旅から帰ってきたような達成感と寂しさを感じた。

 

以前、ほぼ日のマザー3発売前の特集かなんかで、爆笑問題太田光さんが、自身の結婚当初にマザーを奥さんと二人でセリフを読み合いながらプレイしたのを「あれが新婚旅行w」と笑っていたのを読んだ記憶がある。

当時学生だった私はその姿を想像してすごくロマンチックだし素敵だなと憧れた。

 

私たちは、新婚当初に南の島にベタな新婚旅行もしたが(それもとても楽しかった)、ニューマリWiiは二度目の新婚旅行だった気がする。

 

New スーパーマリオブラザーズ Wii (通常版)

New スーパーマリオブラザーズ Wii (通常版)